自転車豆知識一覧

■オーディナリー車の乗り方■

前輪が大きくなる一方のオーディナリー車には、いったいどうやって乗ったのでしょう?
サドルの下から後輪にのびるパイプの下のほうに、足をかけられる台がついていました。そこに左足を載せ、右足で地面を蹴って勢いをつけておいて、急いで左足を伸ばしてサドルに腰掛け、すぐさまペダルを踏む....という、なかなか難しい技術を要したのでした。

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投稿日:2008.10.23 投稿者:管理者

■足の置き場■

車輪の回転は続けさせたままでペタルを止めていられる。一カチカチと小さな音を立てるフリーホイールは、私たちは当たり前の装置と思っていますが、これが実用化されたのは、1890年代のことです。
それまでは、下り坂などでペダルを踏む必要のないときは足の置き場に困って、両足を左右にピンと伸ばしたり、前輪のハブに作られた足載せ台に置いたりしました。足は疲れるし、その間もペダルはぐるぐる回っているので危険でもあります。
このような小さな部品一つで、自転車はどれほど快適になったかわかりません。

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投稿日:2008.10.23 投稿者:管理者

■明治の自転車レース■

自転車への関心が高まるにつれて、明治30年代になると、外国にならって自転車レースも行われるようになりました。
場所は東京・不思氾1周ちょうど1マイルあるので好都合でした。この《自転車競走運動会》、なにしろ出場選手は上流子弟たちとあって、着飾った紳士淑女がつめかけ、芸者の声援が際立ったといいますから、現在のレースとはまったく違った雰囲気でした。
明治31年には国際大会も行われるなどして、そのたびに名選手が現れ、用いられた自転車はよく売れたといいます。

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投稿日:2008.10.23 投稿者:管理者

■ライト兄弟も自転車屋だった■

ライト兄弟は、1903年、動力つきの飛行機で人類初の飛行に成功したことで有名ですが、当時《ライト兄弟自転車商会》という看板をかかげて自転車の販売や修理をしていたことはあまり知られていません。

若い2人はたいへん研究熱心で、いろいろと改良を加えた自転車で競技会に出て優勝したりもしたのでした。

飛行機のプロペラを回す嚇且みには自転車のチェーンをそのまま使ったといいますし、機体の組み立てやバランスとりなどにも、自転車でみがいた技術がおおいに役立ったのでした。

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投稿日:2008.10.23 投稿者:管理者

■自転車と税金■

明治時代、たいへん高価でぜいたくな乗り物であった自転車には高い税金がかけられました。しかしそれは当然と世間は受け取り、払う側としても大きな問題はありませんでした。しかし、しだいに自転車が大衆のものとなり、とくに中小商工業にとって欠かせない"足"となってくると大きな社会問題となりました。当時は毎年の納税が済んだ証明の栓監札"をつけなければ、自転車は走れなかったのです。昭和2年に東京で開かれた大会を機に、全国で自転車棚散廃運動が起こり、いろいろな曲折を経て昭和33年にやっと廃止されたのでした。その時代時代の、自転車と社会のかかわりがこういう面からもうかがえます。

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投稿日:2008.10.23 投稿者:管理者




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